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スロープ形状に加工されたスリットエンド
国内で販売されているスリットディスクローターの多くは、スリット部両端が直角な凹形状でパッド粉やガスの排出効率があまりよくありません。 K’s-SPEED製 3Dスリットローターは、スリット両端から中心に徐々に深くなるスロープ形状になっています。 スロープ形状にすることで、よりスムーズにパッド粉やガスを排出する効果を実現しています。 このスロープ形状が3Dスリットローターの大きな特徴であり3D(3次元加工)の所以なのです。
8本の3Dスリット
ブレーキローターの表面に刻まれた片面8本(両面16本)のスリットは、幅、エッジ角、深さ角度を徹底追及したことで、最適なブレーキ性能を発揮します。この8本スリットが3Dスリットローターのもうひとつの特徴です。
ラウンドスリット
3Dスリットローターの3次元ラウンド曲線が、直線スリットでは得にくい効率的なダスト、ガスの排出を促します。 また、初期制動力のアップとスリット効果の両立を重視、最もバランスのとれるのがこのラウンドスリットタイプです。 そして、スリットはエッジまで加工しないことで、ヒートクラック発生の1つの原因をなくし、耐久性の向上をはかっています。

ミルドディンプルホール
ドリルドローターは放熱性とフェード時のガスの排出効果に優れていますが、ドリルドホールからクラックが広がりやすいなど耐久性の悪さが目立ってしまい、最近では敬遠されがちです。 ミルドディンプルローターはドリルドローターのようにホールを開けていき表面積を拡大させることにより、ディスクローターの温度上昇拡散、放熱性を格段にアップさせ、しかもドリルドローターの欠点である耐久性低下をドリルドを非貫通にする事で克服。 さらにディンプル ホールの底面を球面状にする事でエッジを完全になくしヒートクラックをおこしにくい構造になっています。
3Dスリット
ミルドディンプルローターに刻まれた片面6本(両面12本)の3Dスリットは、幅、エッジ角、深さ、角度を徹底追及し両端から中心に徐々に深くなるスロープ形状に加工、そしてラウンド形状(曲線)にすることで効率的なパッドダスト、ガスの排出と高耐久性、理想的なブレーキングを実現しました。

Super GTをはじめとした数々のモーターレーシングシーンで培われたデータを解析し、
そのノウハウを完全フィードバック、さらに街乗りでの扱いやすさも実現
40本のデジタル3Dラウンドスリットを理想的に配置。耐クラック性と摩擦係数向上を両立。
3Dスリットローターのさらなる性能強化と耐久性向上を目指し、
試行錯誤を繰り返し研究、開発されました。
40本のデジタル3Dラウンドスリット
GTスリットローターの大きな特徴である分割配置された40本の短いスリット、ここにモーターレーシングからのフィードバックによる多くのノウハウが詰まっています。
摩擦係数向上
一般的なスリットローターや3Dスリットローターのように1本の長いスリットにくらべ、GTスリットローターは細かく計算された分割配置位置にある40本の短いスリットが均等に作用するので、摩擦係数が飛躍的に向上しました。
耐久性・耐クラック性向上
GTスリットローターは短いスリットを多く施す事で表面積の拡大と対ブレーキダスト、フェードガスの排出運動の細分化を実現しました。 ブレーキダストやガスの排出が細かく頻繁に行われ、非常に効率の良い冷却効果が得られます。 ブレーキパッドの消耗も少なくなり、耐久性、耐クラック性も大きく向上されました。

2024年に最新5軸複合加工機を
導入しました
同時5軸加工を実現するダイレクト・ドライブ方式モーターを搭載した高性能マシンにより、
これまで困難だった斜めからのアプローチが可能となりアシンメトリースリットが実現しました。
従来の3Dスリットがディスクローターの面に直角にアプローチするのに対しアシンメトリースリットは斜めからのアプローチとなります。
アシンメトリースリット
これまでの3Dスリット、ラウンドスリットを踏襲しさらなる機能向上を実現しました。
フォワード回転推奨
アシンメトリースリットは、左右非対称の形状をしているため、回転方向が性能に大きく影響します。
従来のK's-SPEEDスリットローターでは、より制動力が得られるリバース回転(逆回転)を推奨していますが、アシンメトリースリットはフォワード回転(正回転)で最大のシェイビング効果とダスト・ガスの排出効率が得られるよう設計されているため、フォワード回転を推奨しています。
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