K’s-SPEED（ケーズスピード）は、自動車部品の製造、加工における高度な技術と、20年以上にわたって蓄積された現場のノウハウを融合させた、数少ない専門メーカーです。
レーシングカー向けのワンオフパーツ製造から始まり、現在のブレーキローター開発に至るまで、SUPER GTをはじめとするモータースポーツの現場で金属加工の技術を磨いてきました。

当社が誇る「3次元スリットローター」は、長年の豊富な経験と発想力、そして熟練の設計技術から生まれたものです。
今では多くの工場がオートメーション化を進めていますが、K’s-SPEEDでは早くから3D CAD/CAMシステムと高精度な3次元加工機を導入し、1/100ミリ単位の精密なデジタル加工を実現してきました。
2024年には最新の5軸複合加工機の導入で、さらなる高精度化と複雑形状への対応力を強化。これにより、これまで以上に自由度の高い設計と、個別のニーズに応じた加工が可能となりました。

しかし、私たちの真の強みはそこにとどまりません。
創業当初から積み重ねてきた試作と検証、サーキットでの実戦フィードバックをもとに改良を重ね、単なるデジタル加工では再現できない“効き”と“信頼性”を追求してきました。
ラウンドスリットによる制動力の向上、スリット形状や深さの最適化、エッジ加工の見直しによる耐久性の強化など、どれも「走る人の声」から生まれた工夫です。
見た目だけを模した製品では決してたどり着けない、“本物の性能”がここにはあります。

量産では難しい繊細な仕上げと、個別のご要望への柔軟な対応。
その両方を実現できるのが、私たちK’s-SPEEDの技術力であり、誇りです。